こんにちは!
「え、そんなのあるんですか?」
「何が分かるんですか?」
「それって何のためにするんですか?」
と、よく聞かれます。
なので今日は、このセンサーで何が分かるのか、そしてなぜこれを使っているのかを、できるだけ分かりやすく書いてみます。
当院で使っているセンサーについて
当院で使っているこのセンサーは、
正式には 「キネティックラボセンサー」 といいます。
これは、僕がいつもお世話になっていて、
自分自身の考え方の基礎にもなっている、
キネティックフォーラム代表の 矢田修先生 が、
30年以上の臨床経験と研究をもとに開発されたものです。
ただの機械というより、
「人の経験や考え方が詰まったセンサー」
という方が近いかもしれません。
これは「病気を見つける検査」ではありません
まず最初に。
このセンサーは、
- 骨が折れているか
- ヘルニアがあるか
- 炎症があるか
といった、病気を見つけるための検査ではありません。
そういうものは、病院のレントゲンやMRIの役割です。
このセンサーで見ているのは、体の使い方や動きのクセ、バランスです。
「どこが痛いか」より、「どう使っているか」
多くの方は、痛みがあると、
「ここが悪いんですよね?」
と聞かれます。
でも実際は、
痛い場所=原因
とは限らないことの方が多いです。
たとえば、
- 腰が痛いけど、原因は足の使い方
- 膝が痛いけど、原因は体のバランス
- 肩が痛いけど、原因は重心のズレ
こういうことは、よくあります。
センサーで分かること
- 左右のバランス(左右差)
- 重心の流れ
- 前に進む力(推進力)
- 止まる・支えるときのクセ(ブレーキの入り方)
- 重力をどう受け止めているか(体がどう支えているか)
こういった 動きのパターン が見えてきます。
レントゲンやMRIが「形」を見るものだとしたら、
このセンサーは 「使い方」 を見るものです。

Screenshot
※実際の検査結果がこのように見ることが出来ます。
よく言われる言葉
この画面を見たとき、
患者さんからよく言われるのが、
「だからここ痛かったんか」
「こんなんも分かるんですか」
「おもしろいですね」
という言葉です。
これは、「当たっている」とか「すごい」という意味ではなく、
自分では気づいていなかった体の使い方に、初めて気づく
という瞬間なんやと思っています。
赤く出る=悪い、ではありません
画面では、負担が集まっているところが
赤く表示されます。
でもこれは、
「ここが悪い」
という意味ではありません。
多くの場合、
- ここが頑張りすぎている
- ここに負担が集まりやすい使い方をしている
という意味です。
歩き方も、スポーツの動きも同じ
これは、日常の歩行でも、
スポーツの動作でも同じです。
左右差、重心の流れ、推進力、ブレーキの入り方、重力の受け方。
これらがズレると、どこかが無理をします。
そして、その「無理」が積み重なって、
痛みとして出てくることが多いです。
この画面、実は自分のスマホでも見られます
この検査結果は、
その場で一緒に見る方もいれば、
家に帰ってからご自分のスマホで見る方もいます。
「こんなんも見られるんですか?」
と言われることもよくあります。
このセンサーを使う一番の理由
ここが一番大事なところです。
このセンサーは、
- 正解・不正解を決めるもの
- ダメ出しをするもの
- 評価をするもの
ではありません。
僕がこれを使っている理由は、
こちら側が、その人の「今の状態」を理解するため。
そして、その結果として、
患者さん自身にも
「あ、そういうことか」
という気づきを感じてもらうためです。
今、体がどうなっているのか。
どこに負担が集まっているのか。
どういう使い方をしているのか。
それを基準にして、施術を組み立てています。
だから、毎回チェックしています
体は、
- 疲れ
- 仕事
- ストレス
- 睡眠
- 生活習慣
こういったもので、日々変わります。
昨日と今日で、
同じ状態ということはほとんどありません。
だから当院では、
「今の状態」を確認するために、
このチェックを毎回行っています。
まとめ
痛みって、
「どこが悪いか」
よりも、
「どう使っているか」
の方が大事なことが多いです。
もし、
- 原因が分からない
- 何度も同じところを痛める
- 年齢のせいだと思っている
こんな方は、
一度「使い方」を見てみるのも一つです。








